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自衛隊の宇宙作戦隊って何⁈どんな部隊なの?

宇宙作戦隊」が自衛隊初の宇宙防衛部隊として2020

518日に航空自衛隊内に約20人態勢で発足しました。

 

 

 

河野太郎防衛相は防衛省内での隊旗授与式にて、

「安全保障環境は変化し、陸海空という従来領域に加えて、

宇宙をはじめとする新領域でもわが国の優位性を確保

することが重要だ」と訓示したそう。

 

他国が対人工衛星兵器を開発するなど宇宙空間の軍事的

脅威が高まる今の世の中。日本政府は自国の人工衛星

守るための宇宙常時監視を令和5年度に始める予定なの

だそうです。

 

宇宙監視活動の目的は、地球周辺に多数浮遊

するスペースデブリ(故障した衛星やロケットの破片)

の衝突回避や日本の衛星に対する攻撃の回避です。

 

当面はこのような監視任務が主体となりますが、

日本政府は2020年代に妨害衛星の打ち上げを検討している

とも報じられており、宇宙空間における抑制力強化にも

携わることが考えられています。

 

ついに宇宙規模で国を守る時代になったとは驚きですね。

ところで、「UFOに対する任務があったりするの?

というようなことを思った人もいるのではないでしょうか?

 

UFOに対する任務はあるのかとワクワクしたあなたには

残念なお知らせですが、河野防衛相が記者会見にて「任務に、

UFO対応は入っておりません」と話したことから、

現時点ではそのような仕事は行わないみたいですね。

 

自衛隊の宇宙専門部隊は様々な機関や国と協力しあう⁉

 

現在、宇宙作戦隊は米宇宙軍との協力関係構築の準備

を進めています。米宇宙軍は2020829日に発足が

決まっていて、宇宙空間の監視や人工衛星の運用に

あたるのだそうです。

 

日本は米宇宙軍や国立研究機関

宇宙航空研究開発機構」(JAXA)などに作戦隊員を

派遣し、連携・情報共有の仕組みの構築を行います。

 

ここでは、作戦隊員に宇宙の知見を学ばせることも

期待できるでしょう。

 

宇宙戦に対処するためには国家ぐるみで体制を整え

なければなりません。

 

宇宙状況監視(SSA)体制を完成

するためには内閣府防衛省・国立研究開発法人宇宙航空

開発機構(JAXA)の協力が必要であり、

日本と米国との連携・協力のためには内閣府防衛省

・外務省・JAXAの協力が必要です。

様々な機関の協力が不可欠ですね!

 

また、今後はアメリカ以外の国々とも協力関係

の構築がなされていくことも考えられるのでは

ないでしょうか。

 

宇宙作戦隊の気になる勤務地はいったい何処?

 

宇宙作戦隊は空自府中基地を拠点に始動しました。

 

府中基地東京都府中市浅間町に位置します。

 

2012年に横田基地に移転するまで、ここには航空総隊司令

があり、海上自衛隊も航空救難情報中枢(RIC)と呼ばれる、

航空自衛隊中央救難調整所(RCC)から海難救助や航空救難

の情報を得るための機能を置いていた場所なのだとか。

 

さて、防衛省は令和5年度の宇宙監視の本格化に向けて、

山口県山陽小野田市にレーダー施設を建設し、

府中基地には宇宙情報を集約するシステムを整備します。

 

隊員は初期の20人から、なんと100人態勢にまで拡充

する予定なんだそうです!

 

これからどんどん活躍の幅が広がりそうですね。

 

まとめ

 

自衛隊の宇宙作戦隊についてお話させていただきまし

たが、いかがだったでしょうか。ついに、宇宙規模で

国を守らなければならない時代がやってきたようですね。

 

こんな日がくることをあなたは想像できたでしょうか?

もしも、外国がつくった宇宙を利用した兵器によって

日本が攻撃されたら…

考えただけで恐ろしいですね。

 

残念なことに、そんなことが起こり得る世の中です。

 

宇宙を利用した兵器によって日本が被害を受けること

を防ぐためにも、これからの自衛隊宇宙作戦隊の活動が

重要になってくると考えられますね。

今後の活動に注目しましょう!